Veterinarian
INTERVIEW
02
小滝橋動物病院(本院)/目白通り高度医療センター センター長
上原 拓也 先生
2021年入社
Veterinarian
INTERVIEW
01
もみじ山ペットクリニック院長
村井 晃三郎 先生
2019年入社
腹腔鏡手術のスキルアップと普及に努め
動物にやさしい手術
臨床獣医師として成長できる環境に惹かれて入社
2019年に以前に務めていた病院から転職してミッド東京ホールディングスに中途入社し、もみじ山通りペットクリニックで働いています。この会社を選んだ大きな理由は、設備が非常に充実している点です。CTやMRIなどの設備が揃っていることで、できる手術の幅が広がりますし、病気に対する理解も深まります。臨床獣医師として成長することができる環境だと期待して入社しました。
実際、現在、私の専門科目の一つとなっている内視鏡外科は、グループ病院の井口和人先生(目白通り高度医療センター)に腹腔鏡手術を勧められたことがきっかけで挑戦した分野です。腹腔鏡手術は従来の開腹手術よりも負担が少ない点がメリットで、人間の医療においては一般的になっていますが、動物の医療への普及はまだこれからで、手術ができる病院の数も限られています。先駆的な分野に携わることができて、大きなやりがいを感じています。
2019
中途入社。もみじ山通りペットクリニックに配属
CTやMRIなど充実した設備に魅力を感じ、入社を希望しました。専門性の高い先生も多いことから、臨床医として成長していくことができる環境だと思いました。
2020
新分野への挑戦
グループ病院の井口和人先生の勧めを受けて、腹腔鏡手術に挑戦することを決めました。そのための勉強を始め、セミナーや学会にも参加するほか、経験者の先生にも教えていただき少しずつ知識と技術を身につけていきました。
2021
病院長としての新たな役割
病院長に就任し、診療だけでなく病院のマネジメントにも携わるようになりました。開業医と同等の意識を持ち、よい病院づくりのために、経営面だけでなくスタッフの教育やモチベーション管理についても考えています。
2023
腹腔鏡手術のスキルアップ
腹腔鏡手術での胆嚢摘出に成功しました。胆嚢摘出手術は難易度が高いものになり、腹腔鏡手術のスキルを計るうえで一つの山場といえるものです。何もないところから勉強を始め、ここまで来られたことに自身の成長を感じると同時に、研究を重ねながらより高度な知識と技術を身につけていこうという思いを新たにしました。

管理職としても臨床獣医師としても学びの多い日々
私は入社2年目で院長を任されることになりました。責任はありますが、ある程度は自分の裁量で病院づくりに取り組むことができる点は、非常によい経験となっています。臨床獣医師としては、グループ病院内に多くの専門性の高い獣医師が在籍しているため、診断や治療内容をすぐに相談することができる点がとてもありがたいです。教科書で勉強するだけでは学べないような知識やスキルを共有していただくことで、担当する動物の苦しみをやわらげることにつながっています。また、社内全体でお互いを尊重する雰囲気があり、働きやすいこともこの会社の魅力です。常に「ありがとう」という感謝の言葉を掛け合うことで、モチベーションを高く保つことができています。
今も恵まれた環境で仕事をすることができていますが、今後は中堅獣医師の育成にも力を入れ、将来的には内視鏡外科としての自分の専門性をより活かす働き方ができればと考えています。
動物にやさしい手術を広めていきたい
私は子どものころから動物好きでしたが、公務員の社宅に住んでいたため家では動物を飼うことができませんでした。犬や猫を飼っている友達がうらやましく、将来は動物と触れ合う仕事をしようと考えたことが、獣医師になるきっかけです。今ももちろん動物が大好きで、仕事をしていくうえでの一番のやりがいは、動物たちが元気になる姿を見ることです。
私が得意とする腹腔鏡手術は、これから発展していく分野だと思うので、自分で工夫をしてオリジナルのやり方を編み出していくことにも興味があります。それと同時に、多くの飼い主さんに動物の腹腔鏡手術について知ってもらい、動物にやさしい手術が広まることを目指していきます。