小滝橋動物病院は1999年2月に開院をしましたが、26年の間に様々な課題を1つずつ乗り越えながら、少しづつ成長して参りました。近年では、社会的責任を感じるようになり、グループ理念を「どうぶつたちと、ともに価値と喜びを」に刷新しました。
どうぶつの寿命というのは、人と比べたら当然短いものです。ともに過ごす時間/空間がどれだけ幸せだったのか、お互いに感謝ができたのか、後悔のない選択ができたのか。
私たちの仕事は医療の質だけでなく、飼い主さんがどうぶつとともに過ごす時間/空間をどれだけ価値あるものにできたのか、それをサポートすることが医療とともに大事なことだと思います。もう2度と飼いたくないという悲しい過去にならないための責任が、私たちにはあります。
また、志をともにする仲間がどんどん増えることで、医療だけでなく、社会や文化を変えるインパクトのある企業が目指せます。そして、グループ内部だけではなく、近隣の病院、自治体、他の企業など多くの方とともに協力し、よりどうぶつと暮らしやすい環境・文化を作っていける企業になりたいと考えています。
加えて、仕事を通じて人間育成も行える組織でありたいと考えて設定した5つの行動指針があります。お互いを信頼し、お互いに成長し、より良い環境を築くための基盤です。
これらの行動指針を日々実践することで、私たちは個人としてだけでなく、チームとしても成長し、より良い医療サービスを提供することができるようになります。
感謝される、頼られる、必要とされる、達成感が得られる、成長を感じる、これらの幸せは、仕事からしか得られないものです。
目に見える得(報酬や地位)を得ようとせず、目に見えない得(心の幸せ)を得ようとすることで、後から目に見える得も入ってくるし、徳も備わってくるものです。
動物病院の仕事は、とてもやりがいのある仕事です。
病気を治すことで、動物たちと飼い主さんに喜びと価値をもたらします。
そして、医療の質はもちろん大事ですが、動物たちや飼い主さんに接する私たちの心が曲がっていたのでは、病気が治っても意味がありません。
病気だけを診るのでななく、病気になっている動物と心配している飼い主さんを看る優しさが必要です。
患うとは、心に串が刺さっていると書きます。ただ単に病気を治すのではなく、心のケアができる人間性が医療従事者には必要なのだと思います。
「人に喜びを与えることが大好きな人」「人の気持ちを考えられる人」が求める人財です。
しかし、人は常に良い心の状態を保てる訳ではありません。コンディションや周りの環境で心の状態は悪くもなってしてしまうものです。
そこで、当院では、5つのValue(バリュー)を掲げ、心の育成に取り組んでいます。
ひとつずつのキーワードを意識して仕事をし、生活することで、人としての成長が重ねられます。次のステップへ進み、それをサイクルしていくことで、プラススパイラルの方向に、人としても成長を続けていきます。