当院では犬の椎間板ヘルニアに対して、PLDD(Percutaneous Laser Disk Decompression=経皮的レーザー椎間板髄核減圧術)の施術を行なっております。この治療はヒト医学領域では「日帰り椎間板ヘルニア手術」として確立されており、実績のある方法です。近年、安全性も含めて犬に対しても同様の治療が適応可能であることがわかり、一部の動物病院でも実施されるようになりました。
PLDDは椎間板にレーザーを照射(焼烙)することで椎間板の容積を減らし減圧をします。またレーザーの特性により、脊髄への血行促進効果や疼痛緩和効果なども期待できます。なお、本治療に適切な状態であるか否かの見極めが大変重要であるため、治療前には必ず施術者によるチェックを行います。